米原子力空母リンカーンが韓国沖に到着 韓米合同演習の事前訓練のため
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米海軍の原子力空母「エーブラハム・リンカーン」(10万トン級)が12日火曜、韓国南東部の蔚山沖の公海上に入った模様です。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
4月 12, 2022 19:21 Asia/Tokyo
  • 米海軍の原子力空母「エーブラハム・リンカーン」
    米海軍の原子力空母「エーブラハム・リンカーン」

米海軍の原子力空母「エーブラハム・リンカーン」(10万トン級)が12日火曜、韓国南東部の蔚山沖の公海上に入った模様です。

韓国ヨンハプ通信が、ソウル及び米ワシントンが、韓国軍の消息筋の発表として報じたところによりますと、韓国国防省のプ・スンチャン報道官は同日の定例会見で「エーブラハム・リンカーンが東海の公海上に入ったと把握している」と述べました。

米空母が朝鮮半島東の日本海(韓国側名称;東海)に入るのは2017年11月以来、4年5カ月ぶりだということです。

今回のエーブラハム・リンカーンの東海展開は、北朝鮮が今月15日の故キム・イルソン主席の生誕110年や25日の朝鮮人民革命軍(抗日遊撃隊)創設90年に合わせて核実験などの挑発行為を行う可能性があるとの見方が出る中、北朝鮮に対し警告のメッセージを発信する狙いがあるとみられています。

エーブラハム・リンカーンは最新鋭戦闘機F35CやFA18スーパーホーネットなど約80機の航空機を搭載し、原子力潜水艦やイージス駆逐艦などからなる船団を率います。

また、この空母を中心とする空母打撃群は、日本海の公海上に約5日間滞在する予定とされています。

この空母の韓国展開は、朝鮮半島の有事を想定した韓米合同軍事演習の事前演習となる危機管理参謀訓練(CMST)が行われる今月12~15日と重なります。

なお、日本の報道各社は、北朝鮮がキム・イルソン主席の生誕110年に合わせ、ICBM大陸間弾道ミサイル発射や核実験を強行する懸念があることを受け、アメリカが北朝鮮をけん制した形となっている、と報じています。

 


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