4月 27, 2022 15:15 Asia/Tokyo
  • 韓国のムン・ジェイン大統領と安倍晋三元首相(アーカイブ写真)
    韓国のムン・ジェイン大統領と安倍晋三元首相(アーカイブ写真)

5月9日に退任する韓国のムン・ジェイン大統領が日韓関係について、「韓国政府は理念と関係なく立場を守ったが、日本がだんだん右傾化するなど態度を変えた」との認識を示しました。

韓国・ヨンハプ通信がソウルから報じたところによりますと、ムン大統領は26日火曜に放映された同国JTBCテレビとのインタビューで、さらにユン・ソクヨル次期政権での日韓関係に関して、「(日本の態度が)変わるのか。私は楽観的に見ることはできない」と指摘しました。

また安倍晋三元首相については、「安倍政権時代、韓日関係が悪化し、日本の右傾化が進んだのは明らかだ」として、「安倍元首相は礼儀正しい日本人だったが、リーダーシップについては評価したくない」とコメントしています。

これに対し、日本の松野官房長官は、韓国側の発言の1つ1つにコメントすることは差し控えたいとした上で、「日韓関係は旧朝鮮半島出身労働者問題や慰安婦問題などにより非常に厳しい状況にあるがこのまま放置することはできない。国と国との約束を守ることは国家間の関係の基本だ」と語りました。

また、「滞在中の代表団とのやり取りを含め、新政権側の立場をよく見極めた上で、日韓関係を健全な関係に戻すべく、日本の一貫した立場に基づきユン次期大統領をはじめ新政権と緊密に意思疎通していく」と述べています。

現在、ユン次期韓国大統領の派遣した代表団が訪日し、日本の政府関係者との会談が行われています。

 


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