10月 11, 2023 20:14 Asia/Tokyo
  • 福島第一原子力発電所
    福島第一原子力発電所

日本政府が福島第一原子力発電所からの処理水の海洋放出を決定したことを受け、日本とロシアは10日火曜、日本産水産物の安全性について対話を実施しました。

日本の外務省が発表したところによりますと、テレビ会議形式で実施されたこの対話には、日本側からは、外務省、農林水産省、水産庁、厚生労働省、経済産業省及び原子力規制庁が参加し、ロシア側からは、露連邦動植物衛生監督庁、国立水産物・水産養殖物安全センター、沿海地方動物衛生研究所が参加しました。

この対話のでは、ロシア側から関心が示され、日本の水産物におけるトリチウムを含む放射性物質の検査方法や、科学的根拠に基づいた日本産水産物の安全性等について日本側が説明を行いました。

両国の関係機関は、今後も対話を継続していくことで一致したということです。

また「日本は、ロシアに対しても高い透明性をもって科学的根拠に基づく説明を引き続き誠実に行っていく」と述べられています。

昨年2月末のウクライナ危機勃発以来、日ロ関係は非常に厳しい状態にありますが、それでも両国政府の努力により一定の関係を保っています。

東京電力は今月5日、2回目となる福島第一原子力発電所から出る処理水の海洋放出を開始しており、タンク10基に入る約7800トンを17日間かけて連続で放出する見通しです。

なお、1回目の放出は去る8月下旬に行われており、今年度末までに合計4回の放出が計画されています。

 


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