7月 31, 2024 18:52 Asia/Tokyo
  • イランのペゼシュキヤーン大統領と日本の柘植芳文外務副大臣
    イランのペゼシュキヤーン大統領と日本の柘植芳文外務副大臣

イランのペゼシュキヤーン大統領が日本の柘植芳文外務副大臣と会談し、日本側から提案された岸田首相との会談実施を歓迎するとしました。

IRIB通信によりますと、ペゼシュキヤーン大統領は、自身の就任宣誓式に出席するため日本の首相特使としてテヘランを訪れた柘植副大臣と会談し、岸田首相から寄せられた祝電に感謝を示した上で、以前に岸田氏と行った電話会談でのやりとりは親密かつ建設的で有益なものだったとしました。

続けて、日本が二国間協力の強化・拡大を目的とした直接首脳会談を提案したことを歓迎するとして、「我が国と日本は、常に親しく友好的な関係を保ってきた間柄であり、一部の外部勢力の行動により二国関係に生み出された問題が続いていくことを、許すべきではない」と述べました。

また、ガザ戦争の終結をはじめとした地域問題の解決に向け積極的な役割を果たすよう、日本政府がイランに求めたのに対し、「我が国は、地域での平和の確立・強化に向けたあらゆる措置や行動を歓迎している。しかし一部の国々は、戦争を終わらせるよう尽力する代わりに、武器の提供や犯罪の正当化というかたちで戦争の継続を手助けしている」と答えました。

一方、柘植副大臣もこの会談で、ペゼシュキヤーン大統領に祝意を伝えその成功を祈念した上で、岸田首相が同大統領と直接会談し二国関係拡大について話し合いたいと望んでいることを伝え、「岸田首相はイランの立ち位置と地域で果たす建設的な役割に注目し、西アジア地域の平和・安定に向けたイランとの協力強化を希望している」と述べました。

そして、両国の長年にわたる関係について触れ、「我が国の政府は、互いに協力することで、地域および世界の問題解決に効果的な行動を起こせると考えている」としました。

 

 


ラジオ日本語のソーシャルメディアもご覧ください。

Instagram     Twitter     


 

タグ