10月 01, 2024 16:07 Asia/Tokyo
  • イランのスィーマーイーサラーフ科学研究技術大臣と塚田玉樹・駐イラン日本大使
    イランのスィーマーイーサラーフ科学研究技術大臣と塚田玉樹・駐イラン日本大使

イランのスィーマーイーサラーフ科学研究技術大臣が、日本との科学技術協力を拡大・深化させる必要性を強調し、「残酷な制裁が両国間の科学関係の促進を妨げるべきではない」と述べました。

イルナー通信によりますと、スィーマーイーサラーフ科学研究技術相は、塚田玉樹・駐イラン日本大使との会談で、「日本との科学協力は、他の関係と同様に以前から行われており、イランの大学・機関の役員には日本の大学院を修了した者が多くいる。我々は、この大事な関係を相互の形でこの先も続けていきたいと考えている」と述べました。

続けて、「イランは、イスラム学やペルシア語をはじめとした日本人学生が興味を持つ人文科学系分野において、同国からの留学生を受け入れる用意がある」としました。

また、日本で今月6日より開催される「科学技術と人類の未来に関する国際フォーラム(STSフォーラム)」第21回年次総会にイランが出席することに触れ、「イランと日本は共に人間性への配慮を科学の軸と考えていることから、科学的問題に対する意見が近いと言える」と指摘しました。

一方の塚田大使は、「STSフォーラムにイランの科学研究技術大臣が出席されることは、同国の科学的取り組みや発想を世界に紹介する良い機会となり、日本との科学協力強化の素地を作るだろう」と述べました。

そして、「ナノテクノロジー研究においてイランは世界で5位、日本は4位に位置していることから、両国はこの分野で協力し、世界のトップに立つことが可能だ」と述べました。

 


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