7月 01, 2022 05:27 Asia/Tokyo
  • アミールアブドッラーヒヤーン外相とカタールのムハンマド外相(アーカイブ写真)
    アミールアブドッラーヒヤーン外相とカタールのムハンマド外相(アーカイブ写真)

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相は、カタール・ドーハで行われたイラン側とEU対外行動庁事務次長の交渉について、「前向きに評価する」とし、「アメリカが現実を直視すれば、合意は到達可能だ」と述べました。

ドーハでは28日と29日、イラン首席代表のバーゲリーキャニー外務次官と、核合意関連交渉の調整役を担うEUのモラ対外行動庁事務次長が会談を行いました。

これを受けイランのアミールアブドッラーヒヤーン外相とカタールのムハンマド外相は29日夜電話会談し、イラン・EU・アメリカの三者による間接協議の状況について話し合いました。

ファールス通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相はこの電話会談で、ドーハ協議を前向きに評価した上で、「我々は、良好で強固な合意実現に向け真剣である。アメリカが現実を直視すれば、合意到達は可能だ」と述べました。

その上で、「我々は、現実直視にもとづいた合意に到るための協議継続を決意している」としました。

カタールのムハンマド外相も、今回の協議の仲介者として、協議の進展を建設的で前向きなものだったと評価しました。

ムハンマド外相はその上で、ドーハ協議の当事者である三者と個別に会談したことに触れ、「カタールは、協議の現段階が重要であると認識しており、イランが望む成果と核合意全当事国の責務履行への復帰のための協議主催にいかなる努力も惜しまない」と述べました。

制裁解除を目指しての、イランおよび5カ国グループ(英独仏中ロ)の代表者らによる対面式の協議は、2021年12月よりオーストリア・ウィーンにて開始され、今年3月以降はボレルEU上級代表の提案により水入りとなっていました。

それ以来、カタールをはじめとする一部の国はメッセージ交換や仲介に向け努力してきました。

ドーハでは28日と29日、協議のイラン首席代表のバーゲリーキャニー外務次官および、核合意関連交渉の調整役を担うモラ事務次長が会談を行いました。

 


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