日本大使館員が、ケルマーン州のバム城塞を視察
7月 02, 2022 17:50 Asia/Tokyo
在イラン日本大使館の文化部職員が、ユネスコ世界遺産にも登録されているイラン南東部ケルマーン州のバム城塞(アルゲ・バム)を視察しました。
ケルマーン州の最も有名な見所の1つであるバム城塞は、ケルマーン州バム市の近郊となる、ルート砂漠の南東の端にあります。
ユネスコの世界遺産にも登録されている、ほかでは見られない日干し煉瓦造りのこの城塞は、建築的な魅力にあふれており、イランにおける歴史的防衛構造の見所の1つとなっています。
歴史あるこの城塞は、つい100年前まで人が居住していました。この場所は、 2002年12月5日の大地震により甚大な被害を受けましたが、当局の継続的努力によりユネスコリストからの除外は免れ、建物の一部の修復が当面の議題となりました。
こうして、この世界最大の日干し煉瓦造りの建物は大地震の被害から立ち上がり、その路地の隅々にまで再び観光客が行き交うようになりました。現在ここは、バムで最も多くの見学者が訪れる場所のひとつとなっており、その数はピーク時まで回復しています。
今回、在イラン日本大使館文化部職員の松下氏がこのバム城塞を視察しました。
メフル通信によりますと、松下氏はこの視察において、「今回の視察の目的は、城塞の再建状況および、イランとの将来的な観光分野での協力の可能性の調査だった」としました。
そして、「バム城塞はよく修復されており、観光客を受け入れる準備が整いつつある」と続けました。
写真と動画:https://www.instagram.com/japaniniran/