イラン中部ヤズドで、ユネスコ登録記念5周年祭が開催
(last modified Mon, 11 Jul 2022 09:44:40 GMT )
7月 11, 2022 18:44 Asia/Tokyo

イラン中部・ヤズドの旧市街のユネスコ世界遺産登録5周年を記念する式典が開催されました。

ユネスコ世界遺産委員会は2017年7月9日、ポーランド・クラクフで開かれた第41回会合において、ヤズド市の歴史的な都市構造を世界遺産に登録することを、全会一致で決定しています。

ヤズドの都市構造は、泥と日干し煉瓦を資材とし、狭い路地や小路が多数入り組んだ74の街区で構成されています。

IRIB通信によりますと、このヤズド市ユネスコ登録5周年記念式典には、ザルガーミー・イラン文化遺産・伝統工芸・観光大臣のほか、セルビア、カザフスタン、ニュージーランド、韓国、キューバ、チェコの駐イラン大使らも参加しました。

ザルガーミー大臣はこの式典で、「ヤズドは有形・無形遺産としての双方の点で、世界でも傑出した存在だ」とし、「この古代都市の文化・精神的遺産は非常に価値が高いことから、ユネスコがヤズドの世界遺産登録に同意した主な理由は、その建造物や遺物よりもこの地域の人々の精神的文化遺産によるところが大きいといえる」と述べています。

また、「ヤズドには、イスラムのモスクのほかに、ユダヤ教の寺院やキリスト教会もあり、今日まで歴史を通して、さまざまな宗教の信者がこの町で平和的に共存している」としました。

 


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