イタリアの経済活動家らが、イランとの協力を熱望

イラン・イタリア合同商工会議所の代表が、イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が出席しイタリアの首都・ローマで開かれた会議において、同国の経済活動家らがイランとの協力を熱望していることを明らかにしました。

イタリアを訪問中のアミールアブドッラーヒヤーン外相は11日月曜夜、同国の多くの投資家や産業元締らを集めた会議に出席しました。

国際通信イランプレスによりますと、同外相はこの会議で、「イランのヨーロッパにおける外交政策の優先事項では、イタリアとの協力に焦点が当てられている。両国の経済は相互補完的であることから、共同協力できる多くの分野が存在する」と述べました。

続けて、新型コロナウイルス危機とウクライナの戦争に言及し、食料保障とエネルギー保障の2つを注目すべき重要な問題として挙げ、「イランは、南北および東西の国際トランジット輸送ルートを活性化することで、これらの危機の解決を助けていく」と説明しました。

また、制裁解除を目指す協議の進行状況について触れ、「核合意に定められたイランの利益が保証されることは重要である」としました。

一方、イラン・イタリア合同商工会議所のGiuseppe Zampini代表もこの会議で、イタリアの経済活動家らがイランとの協力を熱望しているとして、その路線上にある障害を取り除くよう求めました。

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