イラン外務省報道官、「米大統領はイスラエルの機嫌をとるために誇張発言」
7月 18, 2022 20:31 Asia/Tokyo
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イラン外務省のキャンアーニー報道官
イラン外務省のキャンアーニー報道官は、バイデン米大統領の反イラン的な発言に触れ、「米大統領は、シオニスト政権イスラエルの機嫌をとるために、大げさなことを言っている」としました。
バイデン米大統領は、16日土曜、一部アラブ諸国の首脳らが参加したサウジラビア・ジッダでのサミットにおいて、アメリカとして、イランの核計画に対する圧力行使に向けた外交的努力を継続するとし、「イランが核兵器を獲得することを許さない」と語りました。
ファールス通信によりますと、キャンアーニー・イラン外務省報道官は18日月曜、このバイデン氏の表明に反応し、ツイッター上で、「いま嘲笑の的となっているバイデン氏は、ちょうどアメリカによる初の原爆投下実験から77年の日に、また、秘密裏に核兵器を保有し、法に違反するシオニスト政権への訪問後、『我々はイランが核兵器を製造することを許さない』と強調している」と語りました。
キャンアーニー氏はまた、「こうした大げさな表現は、差別主義政権イスラエルの満足を得るためのものである。それもイランが全く追求していない核兵器に関してである」としています。
バイデン大統領は、今月14日水曜、占領地イスラエルを訪問し、ラピド臨時首相など同政権の一部当局者およびネタニヤフ元首相とも個別に会談しました。同大統領はイスラエルのあと、サウジアラビアを訪問し、「ジッダ安全保障・発展」サミットに参加しました。
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