イラン最高指導者がトルコ大統領と会談、「対シリア軍事攻撃は地域諸国の害悪、テロリストにとっての利となる」
7月 19, 2022 19:46 Asia/Tokyo
イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、同国を訪問中のエルドアン・トルコ大統領と会談し、シリアの領土保全を強調するとともに、「シリア北部に対する軍事攻撃はすべて、トルコやシリア、地域全体にとっての害悪となり、テロリストにとっての利益となる」と語りました。
ハーメネイー師は19日火曜、エルドアン大統領およびその随行団と会談し、特に通商分野をはじめとする両国の協力増大を強調するとともに、「イスラム諸国間の対立を引き起こしている主要因は、シオニスト政権イスラエルである」としました。
そして、「アメリカとシオニスト強奪政権は、パレスチナ人の深い行動を妨害できない」と述べています。
また、「地域の不和対立の原因の1つは、米国も肩入れしているシオニスト強奪政権たるイスラエルである」としました。
さらに、イスラム世界の第1の問題はパレスチナ問題だとし、「一部の国がイスラエルを支持してはいるが、諸国民はこの強奪政権に強く反対している」と語っています。
続けて、「アメリカとイスラエルに頼ってはならない」とし、「今日、シオニスト政権もアメリカも他の国もパレスチナ人の深い動きを止めることはできず、行動の最終結果はパレスチナ人の利益になるだろう」と述べました。
ほかにも、テロ組織との戦いに向けたイランの協力に関するエルドアン大統領の要請に答え、「イランは、テロとの戦いにおいて確実にトルコと協力するだろう」としています。
最後に、「トルコとその国境の安全はイランの安全でもある」とし、「わが国は常に、外国勢力の干渉に対抗するトルコを擁護・支持している」と結びました。
タグ

