イラン外務省報道官、「テヘランは一極主義・軍国主義に対峙する外交の中心地に」
7月 20, 2022 20:52 Asia/Tokyo
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イラン外務省のキャンアーニー報道官
イラン外務省のキャンアーニー報道官が、自国が地域問題においてバランスを取る重りになっているとして、「テヘランは現在、一極主義や軍国主義に対峙する外交の中心地になっている」と述べました。
キャンアーニー報道官は20日水曜の記者会見において、テヘランに諸国の当局者らが集まったことに触れ、「イランは、シリアで重要な役割を果たしており、ウクライナ危機に関しても、首都テヘランは会談や協議の場となっている」と述べました。
続けて、「西アジア地域は、友好、協力、近隣関係、集団安全保障のシステムを必要としている」と指摘しました。
また、「カタールでのドーハ協議が結果にいたらなかったという米国側の主張とは逆に、同協議は良好なものであり、交渉継続への道を開いた」と説明しました。
そのうえで、「合意に向けては、下地が存在し根本的問題はない。米国が真剣に正しい政治的決断を行えばの話だが」と強調しました。
さらに、「米国政府は、自分たちが核合意に復帰するつもりだと主張しているが、その一方、合意復帰のための代価を払いたくはないようだ」としました。
そして、アメリカ政府は独立国としての政治的決定ができないように見受けられるとして、「もし米国がこの問題を、強奪者たるシオニスト政権イスラエルの利益の視点ではなく、自国の利益という視点で見るならば、近い将来に合意の準備が整うだろう」としました。
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