イラン外務省報道官が英仏へ助言
8月 03, 2022 15:02 Asia/Tokyo
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イラン外務省のキャンアーニー報道官
イラン外務省のキャンアーニー報道官が、「イギリスとフランスは、核合意の現在の状況を他者に責任転嫁するのではなく、長続きする堅固な合意の成立に向けて、自分たちの同盟国に発破をかけるべきだ」と述べました。
キャンアーニー報道官は2日火曜、NPT核拡散防止条約の再検討会議においてアメリカ、フランス、イギリスの代表がイラン核計画をめぐり声明を発表したことを受け、ツイッターで「脅迫や制裁に効果がないことは、既に証明されている」としました。
上記3カ国の代表は声明において、「イランは決して核兵器を保有してはならない」と強調しながら、「集中的な外交努力にもかかわらず、イランは未だに核合意を完全実施に戻す機会を利用していない」として、遺憾の意を表明しました。
3カ国はさらにイランに対し、核合意および国連安保理決議2231号の完全実施に戻り、NPT加盟国に求められるセーフガード協定に基づき未申告の可能性のある核物質や核活動に関する問題を解決するため、IAEAに直ちに協力するよう求めました。
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