8月 06, 2022 16:03 Asia/Tokyo

イランでは、イスラム暦モハッラム月にめぐってくる、シーア派3代目イマーム・ホサインの殉教を悼む同月9日のタースーア(アラビア語で数字の9の意)と10日のアーシュラー(アラビア語で数字の10)の追悼儀式の場を訪れるツアーが実施されています。

イマーム・ホサインは、イスラム暦61年(西暦680年)モハッラム月10日に、現在のイラク南部カルバラの地で、当時のウマイヤ朝の暴君ヤズィードの軍によって殉教し、その殉教によって、世界の人々に自由と自尊心という教訓を残しました。

イマームホサインの蜂起の教訓は、ひとつの場所や時期に限られず、世界各地や人類史全体に通用するものです。

このイマームの殉教に際して、毎年モハッラム月には様々な宗教儀式が開催され、これらはイランを訪れた外国人観光客にとって見ごたえのある宗教上の儀式と見なされています。

イラン文化遺産・伝統工芸・観光省のファーテミー国内観光開発局長は、「イランを訪問した外国観光客は、多くの場合この時期に、中部ヤズド、カーシャーン、イスファハーン、南部シーラーズ、北西部アルデビール、北東部聖地マシュハドや首都テヘラン南部にある聖地ゴム、北西部ザンジャーンなどの都市に滞在している」と語りました。

 


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