スウェーデンが、収監中のイラン人に対する反人権的圧力を継続
9月 07, 2022 14:58 Asia/Tokyo
スウェーデン政府が反人権的措置を続ける中、同国の刑務所に収監中のイラン人ハミード・ヌーリー氏は、弁護士に連絡を取り審査する権利も奪われています。
ハミード・ヌーリー氏は、1か月間完全に外部との連絡を立たれていた後、6日月曜に家族と10分弱のみ会話を許されました。
同氏はこの間に独房に入れられていた上、家族とも長期にわたり連絡を取れずにいました。
ヌーリー氏は2019年11月9日、スウェーデンに入国した際に同国の治安部隊により拘束され、それ以降現在まで約3年間、刑務所で過ごしてきました。
スウェーデン検察は同氏を、34年前にイラン国内で起きたとされる事件に関与した被疑により起訴しましたが、事件の原告はほとんどが、反イランテロ組織MKOモナーフェギンのメンバーでした。
ヌーリ氏に一審判決が下され、裁判官もスウェーデンの法律に則り同氏への制限のほとんどが解除されると約束していたにもかかわらず、驚くべきことにその制限は、終身禁固刑判決後にさらに厳しいものとなりました。
これらの制限の中で最も重要なものとしては、家族との連絡の遮断、独房収監の継続、医療受診の不許可、裁判所判決文の母語翻訳を渡されないことが挙げられます。
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