イラン原子力庁報道官、「IAEAの主張は法的根拠なし」
(last modified Tue, 13 Sep 2022 13:16:06 GMT )
9月 13, 2022 22:16 Asia/Tokyo
  • イラン原子力庁のキャマールヴァンディー報道官
    イラン原子力庁のキャマールヴァンディー報道官

イラン原子力庁のキャマールヴァンディー報道官は、IAEA・国際原子力機関がイランの平和目的の核計画について主張していることは法的根拠がないとしました。

イルナー通信によりますと、IAEAのグロッシ事務局長の発言について、「(イランの核施設における)監視が不足しており、この不足は日に日に拡大しているとする主張は法的な根拠がない。なぜなら、現在履行されていないのは核合意文書内で決められている条項に関連するものであり、それが再開されるには、イラン国会が可決した法律にもとづいて、制裁解除と核合意相手国による義務履行が条件だからだ」と述べました。

その上で、「イランは、IAEAが主張する3つの核施設について、全面的に協力してきた。IAEAからの質問に対し、回答と情報を提出し、不明点解消のため対話の場も設けてきた」としました。

キャマールヴァンディー報道官はまた、「IAEAは、シオニスト政権イスラエルが政治目的で捏造した証拠をもとに判断したり、見解を述べたりすべきではない。そのような判断は、中立性とプロフェッショナリズムの原則に反する」としました。

IAEAのグロッシ事務局長は最近出した報告で、イランが保障措置に関して残る課題について、IAEAとのやり取りや協力を怠っていると非難しています。

IAEAは過去数年、イランの核計画についてシオニスト政権イスラエルが提起した主張を検討しています。イランはこのような主張は捏造であるとして否定しています。

 


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