イラン大統領、「イランの政策はいかなる勢力にも左右されない」
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ライースィー・イラン大統領
ライースィー・イラン大統領が、「わが国の政策は東西両陣営のいずれにも属しておらず、また我々は自らの政治生命や業務プロセスを、ほかのいずれの勢力にも合わせることはない」と語りました。
イルナー通信によりますと、ライースィー大統領は米ニューヨークでの記者会見で、「我々は世界のいずれの勢力の支配下に入ることもなく、自らを世界のどの国の覇権の元に置くこともない」とし、「今日人類社会は、軍事力や金銭のために自らのやり方をほかの社会に押し付けようとする国や覇権主義者に苦しめられている」と述べています。
また、日本のメディアから提起された核合意復活に関する対米合意で保証を取り付ける理由に関する質疑に答え、「アメリカ側の保証を求める理由は、アメリカの行動に関する我々のこれまでの経験によるものであり、アメリカの行動は、彼らが信用できない存在であることを示している。合意は現実的で確信できるものでなければならない」としました。
そして、パレスチナ問題に関するイランの立場については、「パレスチナは 70 年間占領されており、その住民には他の土地に避難した者もいれば、ガザ地区という青空刑務所に投獄されている状態の人もいる。この状況は持続可能ではなく、この抑圧は終結させる必要がある」と語っています。
さらに、「パレスチナをめぐる、キャンプデービッド協定やオスロ協定などの欧米諸国によるこれまでの解決策では、パレスチナ人の権利を確保できていない」と述べました。
その上で「わが国の提案は、イスラム教徒、キリスト教徒、ユダヤ教徒を含むパレスチナの本来の住民が完全に民主的な方法で国民投票を実施し、彼らの投票に基づいて同地の統治体制が決定されるべきだ、というものでる」としています。
加えて、最近発生したイラン人女性マフサー・アミーニーさんの死と、この問題をめぐるイランでの一連の出来事についての質問に答え、現在調査が行われており、最終見解は司法当局から発表されるとした上で、「この女性の死について言われていることや、それが過失によるものであった場合は、間違いなく調査される」と語りました。
最後に、ウクライナ戦争に関するイランの立場について、「戦争は停止されるべきである。それは、すべての対立は対話により解決できるからだ」と述べ、イランとしてこの戦争の双方の交戦国を仲介する用意があると表明しました。



