イラン外相、「アメリカは書類上でしか制裁解除を行っていない」
イランのザリーフ外務大臣が、アメリカは対イラン制裁によって生じた心理的な圧力を取り除くために、より積極的に役割を果たすべきだと表明しました。
IRIB通信によりますと、ザリーフ外務大臣は14日火曜にノルウェー・オスロで行われたEUのモゲリーニ外務安全保障政策上級代表とノルウェーのブレンデ外務大臣との共同記者会見で、核合意は双方が勝者となるゲームだとして、「アメリカは書類上でしか制裁解除を行っておらず、長年の制裁による心理的影響は、現在も存在する」と語りました。
ザリーフ大臣はまた、ヨーロッパの銀行がイランとの協力を遅らせていることに触れ、すべての関係国は、国際的な合意は関係者全員がその合意によって利益を得るときに長続きする、ということを認識すべきだとしました。
さらに、15日水曜に行われるアメリカのケリー国務長官との会談に触れ、イランの人々が、実質的にアメリカの約束の履行と、制裁解除の結果を確認できるようにすべきだと強調しました。
ザリーフ大臣は、アメリカの政府関係者は、イランが遠心分離機を保有することを望んでいないとして、「アメリカはイランに対する責務を決める立場にはなかった」と述べました。
また、イランは常に世界の過激主義に反対しているとして、シリア問題に関して、「すべての国はシリア危機を終わらせるために、政治的な解決策を見出すよう協力し、シリアに関して、軍事的な解決策が存在するという妄想を棄てるべきだ」と語りました。
EUのモゲリーニ上級代表も、核合意の後、イランは責務を履行しているとして、イランとの銀行に関する協力について、問題が存在し、6カ国側はヨーロッパの企業にイランとの協力を奨励すべきだと述べました。
モゲリーニ上級代表はまた、ヨーロッパ諸国の見解では、イラン核問題に関する経済・金融制裁は解除されているとされており、ヨーロッパとイランの経済関係が23%拡大していることは、これを証明していると語りました。