イランの自然
中部イスファハーン州チーメ村
10月 10, 2022 12:34 Asia/Tokyo
チーメ村はイラン中部イスファハーン州ナタンズ郡にあります。この村は、ザグロス山脈の最も高い山の一つとなるキャルキャス山脈のふもとに位置しています。
現存する史料によりますと、チーメ村の歴史はゾロアスター教の時代にさかのぼります。
同村にある大モスクは、イランにイスラム伝来以前はゾロアスター教の寺院となっていましたが、イスラム伝来後はモスクとなりました。
このモスクの歴史は木製の扉に刻まれた碑文によれば、約730年前にさかのぼります。
チーメ村の現地語はゾロアスター語に根ざしたもので、ここの村民は今なお、古いペルシャ語の一方言であるラージ方言を使用しています。
チーメ村は経済と農業の両方が盛んであり、ここでは各種の果物や肉類、乳製品といった基本的食物が生産されています。