10月 10, 2022 16:20 Asia/Tokyo
  • ロミナ・ペレズ・ボリビア大使とイラン北西部タブリーズ市のフーシヤール市長
    ロミナ・ペレズ・ボリビア大使とイラン北西部タブリーズ市のフーシヤール市長

イラン駐在ボリビア大使が、「わが国は、イギリスやアメリカのシオニストが関与したイランでの最近の暴動を非難する」と語りました。

イルナー通信によりますと、ロミナ・ペレズ・ボリビア大使は9日日曜、イラン北西部タブリーズ市のフーシヤール市長と会談し、「我々はイランとともに、反帝国主義構想を有しており、互いに寄り添い帝国主義者に対し立ち上がっている」と述べています。

一方、フーシヤール市長もこの会談で、「ボリビアの反帝国主義的な視点は、50年前にイランイスラム共和国の建国者ホメイニー師が提唱したメッセージと合致する」としました。

また、「我々は10年後必ずや、帝国主義とシオニズムの敗北を目の当たりにするだろう」とし、「人々が西側世界の帝国主義やシオニズムに対して結成した共同の戦線は、非常に重要である。シオニズム思想は残忍な思想であり、他の宗教や国籍、言語を正式に認めていない」と語っています。

去る9月13日、テヘラン警察はイラン北西部コルデスターン州出身のマフサー・アミーニーさん(22)を、服装面での法律違反を理由に警察署に移送しました。

しかし、その数時間後にマフサーさんは突然意識を失い、心肺蘇生のための応急処置の後病院に搬送されたものの、3日後の先月16日に死亡が確認されました。

マフサーさんの死亡は世論に大きな衝撃を与え、警察の社会的任務の1つの実施方法に対する大規模な抗議の波を引き起こしています。

これを受け、政府幹部責任者はこの問題の追跡調査を命じました。

この問題にまつわる一連の抗議行動は当初は平和的で、法律の枠内に収まっていましたが、国外の敵が英ロンドンやチェコ・プラハ、そして米ワシントンに本拠を置く複数のペルシャ語メディアを利用し、抗議行動をイランへの内政干渉の機会として悪用し、抗議者を騒乱や暴動、公共器物破壊や警察署、政府系機関への襲撃へと扇動しました。

反イランテロ組織MKOモナーフェギンなどの反革命組織や王政派、IKDPイラン・クルド民主党も、アメリカを初めとする西側諸国やシオニスト政権イスラエルの後押しを受け、反イラン的な目的を狙い、この問題の悪用を試みましたが、こうした工作は失敗に終わっています。

その一方で、国内の広場や街頭には現体制を支持し、騒乱や暴動に反対する数百万人もの市民が繰り出しました。

イラン法医学機関が声明を発表し、先に警察署内で死亡したクルド系女性マフサーさんの死因を「低酸素脳症」だったとしました。

イラン法医学機関は7日金曜、マフサーさんの死亡に関する声明を発表し、「病院の資料によれば、司法解剖の結果、マフサーさんの死因は、頭部や身体の中枢系に打撲を受けたとは見られない」と表明しています。

この声明によりますと、マフサーさんは8歳のときに脳腫瘍の摘出手術を受けた病歴があり、定期的に薬を服用していたということです。

 


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