10月 16, 2022 18:29 Asia/Tokyo

イラン国会事実調査委員会が、クルド系イラン人女性マフサー・アミーニーさん(22)の死因に関する報告を発表し、この女性に対して殴打など物理的な対処が行われたことは全く確認されていない、と強調しました。

マフサー・アミーニーさんの悲惨な死を受け、イラン国会の国内業務委員会は、ガーリーバーフ国会議長の指示により、この事件の調査を担当することになりました。

IRIB通信によりますと、同委員会は線密な調査の後、報告を発表し、「今回の事件は、救急隊員や病院による義務上の過失は一切ないものの、マフサーさんが地面に倒れてから救急隊員が現場に着くまでの10分という間で行われてきた(心肺蘇生などの)医療ケーアの効果や質は考察されるべきものだ」としています。

この報告ではさらに、現場への救急車の到着が6分遅れた原因となった、風紀警察署の出口前の群衆の集結もまた、マフサーさんの医療プロセスに影響がなかったとは言えない、とされています。

米国は、英独仏中ロも加わった対イラン核合意を重視しないという本音をさらけ出し、合意の準備がないとしてイランを非難することで、暴動が起きているイランの現状を、同国への介入およびイラン・イスラム体制の弱体化を狙う絶好の機会であると考えています。

 


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