イラン外相、「米の行動は偽善的」
10月 23, 2022 16:06 Asia/Tokyo
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、アメリカの偽善について、「米国はもっぱら、メディアへのジェスチャーを追い求めた一定の方法で話し行動する」と述べました。
イルナー通信によりますと、アルメニアを訪問中のアミールアブドッラーヒヤーン外相は22日土曜、同国の首都エレバンで、アメリカ当局者のイランに対する言動の矛盾を指摘しながら、「イラン政府は、米が一部のメッセージによりイラン国内の混乱や暴動を煽りながら同時に協議継続を望むような行動を許さない」と述べました。
続けて、「ある米外務省当局者が、合意への懸念をイランに伝えておきながら、メディアへのジェスチャーにおいて『協議は米政府の優先事項ではない』と発言するようなことは、受け入れ難いものである。このような同国の振る舞いは、偽善的といえる」と強調しました。
一方、ナゴルノ・カラバフ地域をめぐるアルメニアとアゼルバイジャンの間の紛争については、「我が国にとっては、外国軍がこの地域に一切干渉しないことが重要である」と説明しました。
そのうえで、イランが世界のすべての場所における戦争、中でもロシアとウクライナ、またアルメニアとアゼルバイジャンでの戦争に反対していることに触れ、「我が国は真摯な戦争反対者である」と述べました。
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