イラン南部シーラーズでのテロ事件 一部の国が非難、一部は沈黙
10月 29, 2022 16:24 Asia/Tokyo
26日水曜、イラン南部シーラーズの聖廟で発生したテロ事件について、多くの国が非難している中、一部の国がまだこの事件に対して沈黙しています。
現地時間の今月26日、イラン南部ファールス州の中心都市シーラーズにあるシャー チラーグ聖廟に武装した男が乱入し、巡礼者に発砲しました。
修正された最新の公式統計によりますと、このテロ攻撃で13人が殉教し、30 人が負傷しています。
この事件に関しては、テロ組織ISISが犯行を認めており、国連や多くの国が非難しています。
これまでに、ロシア、中国、トルコ、パキスタン、アルメニア、アゼルバイジャン共和国、エジプト、ベネズエラ、オマーン、シリア、イラク、アラブ首長国連邦、バーレーン、レバノン、トルコ、フィンランド、スリランカ、トルクメニスタン、タジキスタン、アフガニスタンのタリバン政権、パレスチナの各抵抗グループ、レバノンのヒズボッラー組織、イエメン救国政府などが、シーラーズのテロ事件に反応し、非難しています。
在ブリュッセル・イラン大使館は、ツイッター上で、「シーラーズにおけるテロ組織ISISによる醜悪なテロ攻撃への国際社会の反応は、一部の国が人権の主張においてどれほど誠実であることをはかる基準となっている」としました。
EUは、シーラーズのテロ事件の発生から24時間という遅れをとって、この事件を非難しています。
イラン司法府人権本部は、人権を唱える一部の国や国際機関が今回のテロ事件に沈黙していることを強く非難しています。
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