12月 03, 2022 15:24 Asia/Tokyo
  • トルクメン刺繍
    トルクメン刺繍

モロッコの首都ラバトで開催されたユネスコ・国連教育科学文化機関の無形文化遺産保護条約第17回政府間委員会で、トルクメンの刺繍芸術がイランとトルクメニスタンの共有無形文化遺産として登録されました。

イルナー通信によりますと、トルクメン式の刺繍は、獣毛もしくは絹の布地の上に、絹や綿などの天然繊維もしくは合成繊維の糸を使って絵画のような柄を縫い付けます。

刺繍の縫い手は、動物の姿、自身の周りにある自然、戦闘用具、人々の間の言い伝えなどからインスピレーションを受けて頭に思い描いた図柄を、シンプルながら美しい形にして生地上に現します。それぞれの柄は、何かを示す印やシンボルというだけでなく、装飾性も併せ持っています。

今回の委員会ではトルクメン刺繍のほかにも、伝統的な養蚕と製織用絹糸生産(アフガニスタン、アゼルバイジャン、トルコ、タジキスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンとの共同遺産)、弦楽器ウードの製造と演奏 (シリアとの共同遺産)、冬至の祭り・シャベヤルダーまたはシャベチェッレ(アフガンとの共同遺産)、弓奏楽器ルバーブの製造と演奏(タジキスタン、ウズベキスタンとの共同遺産)、太陽神ミトラの月の到来を祝うゾロアスター教の祭典・メフレガーン(タジキスタンとの共同遺産)など計6件が、イランに関連した無形文化遺産候補として審査されました。

 


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