12月 07, 2022 18:30 Asia/Tokyo

ボスニア・ヘルツェゴビナのビセラ・トゥルコビッチ外相が、イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相と行った共同記者会見で、イランの国内情勢に関する米CNN記者の質問に対し、ヒジャーブを被って答えました。

アミールアブドッラーヒヤーン外相とボスニア・ヘルツェゴビナのビセラ・トゥルコビッチ外相

 

IRIB通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は、訪問先のボスニア・ヘルツェゴビナで、同国大統領評議会のバキル・イゼドベゴビッチ副議長やイスラム社会センター総長らと会談しました。

同外相はトゥルコビッチ外相と共同記者会見も行いましたが、その中では次のような一幕がありました:

女性であるトゥルコビッチ外相は、同会見でCNN記者からイラン国内情勢に関する質問を受けましたが、それに答える間ヒジャーブを被り、さらに記者団に対し、この問題について先入観を持って判断しないよう提言しました。

そして、「先入観は、我々のものの見方に影響を与える。例えば、私がこうしてヒジャーブを被れば、あなた方は先入観を持って、それについてとやかく言うだろう」と述べました。

 

アミールアブドッラーヒヤーン外相とボスニア・ヘルツェゴビナのビセラ・トゥルコビッチ外相

 

CNN記者は、トゥルコビッチ外相の回答を聞いた後にも「しかしイランには選択の自由がなく、強制があるだけだ」と食い下がりましたが、同外相は「私が言いたいのは、先入観で事前に判断してはいけないということだ。私たちは、アフガニスタンやパレスチナに、また、自分自身の国の不平等や不公正に、目を向けなくてはいけない」と続けました。

 


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