6月 01, 2024 14:26 Asia/Tokyo
  • 人権侵害国としてのスウェーデン
    人権侵害国としてのスウェーデン

公式統計によると、スウェーデンでは昨年、145万件の犯罪件数が報告されており、そのうち約29万6000件が暴力を伴うものだったということです。

この統計が物語るのは、表向きの主張とは裏腹に、スウェーデンが差別や暴力に対処できていないということです。

ここでは国連の経済的・社会的及び文化的権利委員会で報告されたスウェーデンの人権侵害の実態について見ていきます。

 

スウェーデンの経済的・社会的・文化的権利の実態

同委員会の報告では、スウェーデンの国内法では国際的な経済的・社会的・文化的権利が完全には認められておらず、憲法にも明記されていません。

スウェーデンでは近年、性犯罪が増加傾向にあり、女性にとって安全な国ではなくなりつつあります。そのため、スウェーデン女性は自らのライフスタイルの変更を余儀なくされています。

 

健康・衛生

アムネスティ・インターナショナルによると、スウェーデンに住む貧しい移民には衛生的配慮が行き届いておらず、「深刻な懸念事項」にあたるとされています。

 

人種差別

スウェーデンでは、障害、人種、民族、信仰による差別が依然として残っています。国際NGOのセーブ・ザ・チルドレンによると、スウェーデンに住む移民の子供の4人に1人が肌の色や信仰による差別を受けているとされています。

 

先住民族

スウェーデンにはサーミ人という先住民族が住んでいますが、彼らの権利は国政の場に反映されていません。アムネスティの報告によると、サーミ人の権利を保証する法律はスウェーデンに十分存在しているとは言えません。

 

暴力犯罪

公式統計によると、スウェーデンでは昨年、145万件の犯罪件数が報告されており、そのうち約29万6000件が暴力を伴うものだったということです。また、2020年から2022年の件数も28万7000件、30万4000件、29万8000件と推移しています。

 

刃物による殺傷事件

スウェーデン機関の報告によると、同国では刃物を使った殺傷事件も増加傾向にあります。

 

教育の不平等

学校における社会・経済格差、児童の学習成果や教育リソースへのアクセス、性別、人種、民族、信仰、障害による格差もスウェーデンでは深刻です。教育現場におけるヘイト、児童の麻薬接種、虐待などが増加しています。スウェーデンでは、刃物による殺人事件の犠牲者10人のうち7人が20歳から29歳までの社会階層の低い男性だという統計が出ています。

 

殺人事件の低年齢化

スウェーデン検察のデータによれば、殺人の容疑で逮捕された若年層の数が2倍に増えています。

 

 


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