12月 14, 2022 20:14 Asia/Tokyo
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イラン国会議らが、国営衛星チャンネル・プレスTVを含む同国の複数の機関と個人に対して新たな制裁を課すというEU欧州連合の行動を、報道面での真実反映におけるメディアの”表現の自由”に、完全かつ明白に反した行動だとしました。

イラン議員らは14日水曜、声明を発表し、「報道面での真実反映におけるメディアの”表現の自由”を主張する、ヨーロッパの制裁を行う当局者らは、行動の面では、自分たちに反対するあらゆる声を抑圧・制限し、さらにそれらの声が世界中の人々の耳に届かないように努めている」としました。

この声明ではまた、「EUの制裁およびそれ以前のカナダ政府によるプレスTVに対しての制裁は、疑いなく、各メディアに対しより多くの制限をもたらすこと以外には何の目的もない。しかしこの行為は同時に、同テレビ局や他の同様のメディアが目的達成において成功を収め、国際的な場で正義と真実を求める大きな声となっていた事実をも示している」とされました。

イランの国会議員らはまた、「わが国の当局者に対する制裁行使という、EUの国際的な品位に外れた行動は、ドイツ、フランスといったEU諸国およびイギリスの無能ぶりを示すものであり、またこの道を継続することが彼らに利益をもたらしえないことも示している」としました。

EUは先日、民主主義への支持を口実に、イランの複数の個人や組織とともに プレスTVに対して制裁を行使しました。

なお、フランス・パリに本拠を置く通信衛星運営企業ユーテルサットも、英語放送を行うプレスTVにEUが制裁行使したことを受け、同局の放送を停止しています。

プレスTVは近年、事実無根の口実によって複数の衛星放送サービス企業から繰り返し圧力をかけられています。

ユーテルサットがプレスTV番組の放送を停止したことは、国際法規やメディアの自由に反する行為です。

 


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