イラン国内のサラセミア貧血症患者が’抱える困難の主要因は制裁
12月 18, 2022 20:29 Asia/Tokyo
イラン食品医薬品局のモハンマディ局長が、「制裁は、国内のサラセミア貧血患者の抱える困難の主要因となっている」と語りました。
アメリカとヨーロッパ諸国が課した非人道的な制裁は、イランの患者に多くの問題を引き起こしています。
モハンマディ局長はイスナー通信のインタビューで、サラセミア貧血患者向けの経口薬製造ラインを国内に設置するにあたり、同薬剤を製造する外国系企業が約束を履行していないことを指摘し、この病気の患者への医薬品供給の問題について語るとともに、外国企業側が禁輸・制裁法を遵守していることを非難しました。
また、「この疾病のための薬は外資系企業がイランで生産することになっており、イラン側は多額の投資を行っていたが、投資開始から2年後、突然原材料を提供しないと発表した」としています。
さらに、「スイスの企業からのこれらの薬の発送が遅延し、その量が減ることで、国産の医薬品では合わないという患者やその家族が苦しむことになる」と語りました。
そして、「スイスの企業は、サラセミア患者向け医薬品をイランに送付する際に常に問題を引き起こし、制裁に従っている」と述べています。