May 07, 2024 19:02 Asia/Tokyo
  • アメリカに対するイランの正当性を示す5つの理由
    アメリカに対するイランの正当性を示す5つの理由

アメリカは長年にわたって、イランが国際法規を遵守していないとして圧力をかける口実としてきましたが、実際にはアメリカこそが国際機関を無視していることが、ここ数カ月のパレスチナ・ガザ問題で世界中の目に明らかになりました。

イラン・イスラム革命最高指導者のハーメネイー師は、今月1日の教師の日に合わせた演説で、現在の西アジア情勢について特筆すべき言及をしました。ハーメネイー師は、全米の大学でパレスチナ支持運動を行っている大学生らが弾圧されていることを取り上げ、「イランがアメリカを敵視することの正当性が証明された」と述べました。ガザで7カ月以上続く戦争は、アメリカの矛盾を露呈させています。

1979年のイスラム革命以来、イランとアメリカは45年以上にわたって対立してきました。アメリカは常にイランを非難し、イランもそれに反発してきました。しかし今、イランがアメリカにとってきた姿勢の正しさが、世界中の世論にこれまでになく明らかになっています。ここでは、いくつかの代表例をみていきます。

 

1.アメリカはイランのような独立国に圧力をかけるため、常に二重基準を用い、イランの反発を招いてきました。この二重基準が、これまでになく露骨になったのがこの数カ月の出来事です。

「アメリカは『人権侵害に対する世界の警察』を自認してきたが、ここ数カ月で世界が目撃したのは、シオニスト政権イスラエルの犯罪に沈黙さらには同調する姿勢だ」

その一方で、当のアメリカ市民からイスラエル軍による戦争犯罪を告発する声が相次いでいます。

 

2.「国際法の尊重」もアメリカが事あるごとにイランを非難する理由のひとつです。しかし、ガザ戦争では国際法違反を繰り返すイスラエルをアメリカは擁護してきました。ここでも、その二重基準があらわになっています。

 

3.アメリカはイランに対して、「国際秩序を乱している」と繰り返し非難し、イランに圧力をかける口実としてきました。

「その一方で、世界はアメリカがガザ情勢で国際機関の勧告を無視していることを目撃している」

ICC・国際刑事裁判所がイスラエルのネタニヤフ首相らに逮捕状を発行することが取り沙汰された際、アメリカがICCへの制裁を示唆したのもこれに連なるものです。国際機関に対する制裁もアメリカの二重基準の一例です。

 

4.アメリカは長年にわたってイランを「人権侵害国」として名指ししてきました。そのアメリカが、今では国内の大学生たちを弾圧しています。

「アメリカは自国の学生たちを激しく弾圧しているが、同じことが他国で起これば、制裁や決議、各国との連携で脅迫する。そして、自ら検察役と弁護役を買って出るのだ」

 

5.イランは常に、パレスチナ問題が西アジアの主要課題であるとし、イスラエルとの関係正常化が問題解決にならないと訴えてきました。世界は今、イスラエルによるアパルトヘイト、戦争犯罪、子供の虐殺、国際法の無視を認識したのと同じように、イランの姿勢の正しさを認め始めています。

 


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