イラン大統領が、ローマ教皇にイエス生誕日と西暦新年への祝意を表明
イランのライースィー大統領が、ローマ・カトリック教会の最高指導者・フランシスコ教皇にメッセージを送り、同教皇と全世界のキリスト教徒に対し、預言者イーサー(イエス・キリスト)の生誕および、西暦2023年の幕開けに際しての祝意を伝えました。
ライースィー大統領は、この祝賀メッセージにおいて、イスラムの聖典コーラン第19章「マルヤム(マリア)」にある章句に触れ、コーランの中の預言者イーサーの位置づけ、さらに、この偉人による共感や真の自由、救世主出現の吉報、人類の救済に関する発言に触れ、「西暦の新年において、聖母マルヤムの息子たる預言者イーサーをはじめとした聖なる神の預言者の貴重な教えの助けを得ながら神の価値観に沿った道を忍耐強く貫徹することで、人類の幸福が実現され、諸国民の間に共感と正義が満ちる世界が形成されるよう希望する」としています。
25日日曜は、イエス・キリストとして知られる預言者イーサーの生誕日となっています。
預言者イーサーは、神の偉大なる預言者の1人であり、コーランにおいても大きく敬意を払われています。
コーランは、その数々の章句において預言者イーサーを紹介するとともに、聖典と宗教法シャリーアを持つ初期の預言者の 1 人 にこの偉人を位置づけています。
預言者イーサーは、聖母マルヤム(マリア)の子とされています。
預言者イーサーは、ユダヤ教の聖典トーラーに照らして、自分の後に「アフメド(イスラムの偉大な最後の預言者ムハンマド)」という名の預言者が出現するという吉報をもたらしました。
キリスト教徒らは、偉大な神の預言者イーサーの生誕日という吉日に、樅の木を飾るなどして、特別な儀式を行います。
西暦を正式に採用しているすべての国において、新年は1月1日に始まります。