最高指導者、「核合意を巡るアメリカの裏切りを世論に伝えるべきだ」
イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「核合意を巡るアメリカの裏切りを、世論に伝えるべきだ」と語りました。
イランの文化関係者、文学の教授、詩の研究者、詩人、ペルシャ文学者の他、パキスタン、インド、アフガニスタンの詩人らが、20日月曜夜、ハーメネイー師と会談しました。
ハーメネイー師は、核合意を巡るアメリカの裏切りを明らかにすることを、生き生きとした詩を歌う上で可能な分野のひとつだとし、「政治家だけでなく、芸術家、特に詩人たちも、この事実を世論に伝える必要がある」と語りました。
また、「今日、ソフトな戦争、政治的かつ文化的な闘争という新たな戦争が始まっており、この中で、詩人は効果的な役割を果たすものとして、自身の責務を果たすべきだ」としました。
さらに、幅広いレベルで立場の明らかな生き生きとした詩を広める必要性を強調し、「現在、過去に比べて、パレスチナ、イエメン、バーレーン、イランイラク戦争時代の聖なる防衛、イラクやシリアのテロとの戦いで殉教した人々に関する詩、あるいはナイジェリアの勇敢なシーア派聖職者、ザクザキ師に関する詩など、生き生きとした優れた詩が詠まれている」と語りました。
ハーメネイー師は、王制との闘争や聖なる防衛の時代の、情熱を煽る内容の濃い哀歌の例を挙げ、「とはいえ、今日の戦いの場、戦いの種類は、革命当初の闘争の時代のものとは異なっているが、我々は現在、ソフトな戦争、政治、文化、治安の分野の戦争、影響力を及ぼそうとする動きに直面しており、この中では、意志や思考が戦っている。この戦いの中で効果的で重要な手段のひとつが、詩である」と語りました。
ハーメネイー師は、この詩人たちとの親密な会談の中で、パレスチナ、聖なる防衛、地域、イエメンといった問題において優れた詩を作成、翻訳、発表すること、宗教的な優れた内容や言葉を詩にすること、イスラムの預言者一門の知識を伝える目的で、確かな内容の濃い詩を詠うことを勧告しました。