イラン外務省報道官、「我が国とエジプトの間における前向きの措置を歓迎」
(last modified Mon, 02 Jan 2023 10:19:44 GMT )
1月 02, 2023 19:19 Asia/Tokyo

イラン外務省のキャンアーニー報道官が、「我が国は、エジプトとの間であらゆる前向きの措置が取られることを歓迎する」と述べました。

キャンアーニー報道官は2日月曜、記者会見においてイランとエジプトが行った外相会談について、「ヨルダンで行われた我が国とエジプトの両外相による会談は、前向きで関心あるものだった」と説明しました。

イランで1979年にイスラム革命が勝利した後、国外逃亡した当時のパフラヴィー政権の国王を受け入れたのがエジプトでした。この問題および、エジプトとイスラエルの関係正常化の問題が原因となり、イランとエジプトは国交を断絶しました。

キャンアーニー報道官はまた、イランイスラム革命防衛隊コッツ部隊のソレイマーニー司令官の殉教記念日を迎えることに言及し、「ソレイマーニー司令官や(イラク民兵組織ハシャドアルシャビの)アブーマハディ・アルムハンディス副司令官は、テロとの戦いにおける英雄であり、抵抗運動における要人であったが、イラクでアメリカが行ったテロ攻撃により殉教した」と述べました。

ソレイマーニー司令官は2020年1月3日、イラク当局の公式招待により同国を訪問していた際、バクダッド空港付近にてテロリストかつ侵略者である米軍の空爆を受け、アブーマハディ・アルムハンディス副司令官および他8人の同行者らとともに殉教しました。この攻撃は、当時アメリカ大統領だったトランプ氏の直接の命令によって行われました。

キャンアーニー報道官は続けて、「イランの原則的政策に基づけば、地域協力は共通の安全や平和を確保する最善の枠組みである」と指摘しました。

一方、シオニスト政権イスラエルで再び首相の座につくネタニヤフ氏の姿勢に関して、「シオニスト政権の当局者らは、自身の新政府の危うい状態、また、抱えている経済や諸問題による不安定な状況に対し、注意を向けるべきである。彼らは、イランがあらゆる行動や脅威に対し返答することを分かっている」としました。

そして、「シオニスト政権の侵略的行動には長い歴史があり、それは主に、米国やヨーロッパ諸国の政府の支援を受けての、抑圧されたパレスチナ国民に対する犯罪行為として行われてきた」と強調しました。

 


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