イランホドロー社とプジョー・シトロエン社の協力が始まる
イランの自動車企業・イランホドロー社とフランスのプジョー・シトロエン社が、イランでの自動車製造に対する共同投資の最終契約書に調印しました。
プレスTVによりますと、フランスのプジョー・シトロエン社は21日火曜、この契約はイランホドロー社との協力において重要な一歩だとしました。
ロイター通信はプジョー・シトロエン社の話として、「この契約は、双方が50%の投資を行うことになっており、その生産・研究部門における投資額は今後5年間で、4億ユーロに増加する可能性がある」としました。
この声明ではまた、「この投資は、競争力を持つ企業の発展のために行われ、最新型のプジョー208、2008、301の製造と商業化の可能性を整える」とされています。
さらに、テヘランの自動車製造工場で、プジョー・シトロエン社の新型自動車の生産ラインが構築されることが予想されるとしました。
プジョー・シトロエン社は、イランホドロー社も自動車開発のためにこの生産ラインを利用できるとしました。
この合意により、イランはこの生産ラインの製品をほかの国に輸出することができます。
イランホドロー社とプジョー・シトロエン社の新型自動車は、2017年下半期から市場に供給される予定です。
プジョー・シトロエン社は、現在、イランに存在するプジョー製の自動車の数をおよそ400万台としています。
プジョー・シトロエン社はイランを中東・北アフリカ地域における成長戦略上の重要な国のひとつだとみなしており、この地域は成長速度の点から、この企業の3番目の国際市場だとされています。
イランホドロー社とプジョー・シトロエン社の合弁企業IKAPは、イランのネエマトザーデ商工鉱業大臣の立会いの下、経営陣が紹介、両社の間で補助的な17の協定が締結され、21日から正式に業務を開始しました。
イラン・ホドロー社のイェケザーレ代表取締役とプジョー・シトロエン社のJean-Christophe Quemard中東・北アフリカ担当代表の調印により、この合弁企業が立ち上げられました。