イラン外務省報道官、「米政府の制裁は人道に反する犯罪」
1月 23, 2023 20:31 Asia/Tokyo
イラン外務省のキャンアーニー報道官が、「米政府による一方的かつ広範な制裁は、人道に反する犯罪の明確な例である」と述べました。
キャンアーニー報道官は23日月曜、週次記者会見において、国内の最近の暴動においてアメリカが取っている行動をめぐり、「米国はこの40年間、イランおよびイスラム共和制、さらにイラン国民に対して、常に間違った非建設的かつ破壊的な政策をとってきた」と指摘しました。
イルナー通信によりますと、同報道官は続けて、「米政府は、制裁によりイラン国民に対して広範囲で重大な人権侵害を引き起こしてきた。このような一方的かつ圧政的な制裁は、人道に反する犯罪の明確な例と言える」と述べました。
その上で、「米政府は、二国関係が別の軌道に進むよう、自身の非建設的な行動を改めなければならない」と強調しました。
また、韓国がイランへの債務返済を守っていないことに関して、「我が国が韓国に求めている債務返済は、イラン国民の法的権利にあたる」と述べました。
そして、「韓国政府は、イラン国民の法的権利に対して無条件で返済を行うことを約束している。同国政府とのこの件に関する協議は、さまざまなルートおよびレベルで行われており、現在も進行中である」と説明しましたが、一方で「しかし、韓国政府の協力は満足のいくものではない」と述べました。