イラン、近く欧州でのテロ奨励に関する制裁対象者の新リスト発表へ

イラン外務省のキャンアーニー報道官が、同国の複数の組織や個人に対するEUおよびイギリスの制裁措置を非難するとともに、「わが国は近く、EUとイギリスにおける人権侵害およびテロリズムの奨励者に対する新しい制裁リストを発表する予定である」と語りました。

イランに対する西側諸国の敵対的行動に続き、欧州評議会は23日月曜、37のイランの組織機関および個人に制裁を科しました。さらに、イギリス外務省も、イランの7つの機関と個人の名前を制裁リストに追加しています。

イルナー通信によりますと、キャンアーニー報道官は「わが国はEU及びイギリス政府に対する対抗措置実施の権利を有する｣と強調し、「EUとイギリス政権の行動は、イランの現実に対する適切な理解への意識の欠如および、イランの権威に関する彼らの混乱の表れである」と述べました。

さらに、「イランの一部の国会議員、司法、軍事、治安、文化関係者に対するヨーロッパとイギリスによる最近の制裁措置は、相当の労力と費用をかけての、わが国での情勢不安や騒乱の発生を狙った最近の陰謀が失敗したことに対する彼らの絶望、怒りの表れであると考える」としています。

キャンアーニー報道官はまた、「もっとも彼らは、制裁ごときでは外国の干渉や陰謀に対処するためのイランの決意を揺るがすことができないという事実を熟知している」と語りました。

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