イラン外相、「我が国の情勢不安煽る仏の態度は非友好的」
イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、「我が国で起きた暴動を煽るフランスの態度は、非友好的と言える」としました。
イルナー通信によりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相は、フランスのコロナ外相との電話会談において、イランの暴動を煽るフランスの態度は非友好的だとしたうえで、一部のフランス当局者の干渉的発言を批判し、「我が国は協議と外交といった道を常に優先しているが、あなたも見てきたように、対抗措置が必要な場合は、迅速かつ効果的なふさわしい措置を迅速に取る」と述べました。
続けて、イランイスラム革命防衛隊に対する欧州議会の非建設的な態度や措置を批判しながら、「イスラム革命防衛隊は、我が国の安全保障の守り手であり、さらに地域の安全保障維持やテロとの実際の戦いにおいて、重要な役割を果たしている。イランはEUの行動を注意深く見守っており、それに従い今後の対応を決めていくことになる」と説明しました。
また、宗教上の神聖さを攻撃し、フランスの雑誌の侮辱的で不適切な行動やイスラムの聖典コーランに対する侮辱行為を非難して、対話や話し合いに焦点を当てる必要性を強調し、「トランプ米前政権の失敗した制裁を繰り返すべきではない。我々も本日(=25日水曜)、EUとイギリスの33の機関および当局者に対しての制裁を、対抗措置として発表した」としました。
コロナ外相もこの電話会談で、イランとフランスの関係を重視していると強調し、「我が国はイランの国内問題には一切干渉していない」と述べました。
そして、両国の間でしかるべき関係が維持される重要性を強調して、対話を通じてこのような関係を強めていくべきだとしまがら、フランス人拘留者の釈放を求めました。