15歳のイラン人少年が、若者を対象とした分子関連の世界的賞を受賞

ノーベル財団の後援により設立された分子フロンティア財団（Molecular Frontiers Foundation）が、創造性ある分子関連の質問を提示した生徒として、イラン人の15歳の少年を含めた各国の10人に賞を授与しました。

イラン教育省の報告によりますと、今回、世界的な賞である分子フロンティア探求賞（Molecular Frontiers Inquiry Prize）を受けたラーミーン・ガーセムプールさん（15）は、テヘラン西部ガズヴィーンの学校に通う生徒だということです。

スウェーデンにある分子フロンティア財団が毎年実施しているこのコンテストは、若者の学問的好奇心や探究心の喚起に重点を置き、解答でなく質問を評価する珍しいものです。

その評価基準となるのは、明確で実用的、かつ正確な質問であるかという点です。ラーミーンさんが賞を受けた質問は、「注意を払うことの分子的基盤は何か（What is the molecular basis of paying attention）？時計の音が、それについて考えていないときよりも考えているときの方が大きく聞こえるのはなぜか?」というものでした。

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