イラン、シリア危機の条件のない政治的な解決を改めて強調
6月 23, 2016 17:45 Asia/Tokyo
イランのデフガーニー国連次席大使が、「シリア危機は、シリアの各グループによる条件のない対話に基づいた政治的な方法によってのみ、解決される」と語りました。
イルナー通信によりますと、デフガーニー次席大使は、22日水曜に開催された国連の会合で、「シリア危機の政治的な解決と、条件のないシリアの各グループの対話は、テロ対策と平行して行われるべきだ」と語りました。
また、シリア危機によって被害を受けた人々への人道支援について、シリア政府と国連の協力が継続されていることに触れ、「報告によれば、シリア政府はこれまでのところ、国連が6月に人道支援活動を要請した17の地域のうち、16の地域にアクセスする可能性を整えている」と述べました。
さらに、シリアの広範囲に渡る地域がテログループに占領されていることが、人道支援活動を行う上での大きな障害になっているとし、「国際社会は、人道支援の問題に強い決意を持っているのなら、テロ対策に努めるべきだ」と述べました。
デフガーニー次席大使は、シリアへの人道支援の中で、シリア国民の主権を尊重すること、政治的な偏りを回避すること、中立性を守ることを求めました。