イラン大統領、「諸国の主な問題は覇権主義・一極主義に起因」
(last modified Sat, 11 Feb 2023 09:01:57 GMT )
2月 11, 2023 18:01 Asia/Tokyo
  • イランのライースィー大統領
    イランのライースィー大統領

イランのライースィー大統領は、「諸国が抱える問題の大部分は、覇権主義や一極主義的なアプローチに起因している」と述べました。

国際通信イランプレスによりますと、ライースィー大統領は10日木曜、イラン駐在の各国大使や代表が集まった席で、「他国の利益を無視した覇権主義的・一極主義的な政策の実施は、世界からの信頼を失い、また戦争や流血の原因となってきた」と述べました。

続けて、1979年のイラン・イスラム革命に触れ、「数十年にわたって続いた外国による干渉、クーデター、依存、文化を持つイラン国民に対してのあらゆる面での蔑視が、当時のパフラヴィー王政に対する歴史的な民衆の蜂起を促した」と述べました。

その上で、「米国と(英仏独の)欧州3カ国は、最近のイラン国内の暴動の経過や女性たちの置かれた状況について、全く正しさを欠く情報を流し、イランについての印象を操作しようとした」とし、「こうした試みは無残な失敗に終わるだろう。これまでもそうであったし、これからもそうなる」と述べました。

また、イランはイスラム共和国となった当初から女性の地位向上に特別な関心を払ってきたとし、「女性大学教員の増加やスポーツ分野における女性の著しい進出は、その一例にすぎない」としました。

そして、米国と欧州3カ国はイランについて妄想に陥り誤った計算をしたとして、「イランは以前から核協議を妥結させる用意があり、自らの誠意を示してきた」と述べました。

 


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