イラン最高指導者顧問、「イスラム世界はバーレーンの聖職者の市民権剥奪に抗議」
6月 24, 2016 16:16 Asia/Tokyo
イランのヴェラーヤティ国際問題担当最高指導者顧問が、「イスラム世界はシーア派高位聖職者の市民権剥奪に関するバーレーンの行動に対して沈黙しないだろう」と語りました。
イルナー通信によりますと、ヴェラーヤティ最高指導者顧問は記者会見で、バーレーンのシーア派聖職者のガーセム師の市民権剥奪に反応し、「バーレーンの政権の行動は、国際法、人道法、そしてイスラムにも反している」と強調しました。
公益評議会の戦略研究センターの所長をつとめるヴェラーヤティ最高指導者顧問は、「ガーセム師は偉大な学者で、バーレーンの人々や、バーレーン国内外のイスラム法学者の尊敬を受けている人物として知られており、もしバーレーンの政権がガーセム師に対する侵害行為を続けるのであれば、イスラム世界やバーレーンの人々の抵抗に直面するだろう」としました。
バーレーン内務省は、20日月曜、国内で宗派対立や暴動をあおったとしてガーセム師を非難し、彼の市民権を剥奪しました。
ガーセム師はバーレーンにおける革命運動の継続に重要な役割を果たしており、この運動の精神的な父と呼ばれています。
バーレーンの平和的な革命運動は2011年2月14日から始まりました。
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