イラン、「IAEA事務局長が近くテヘラン訪問することに同意」
(last modified Mon, 27 Feb 2023 11:18:47 GMT )
2月 27, 2023 20:18 Asia/Tokyo
  • イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相
    イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相

イランのアミールアブドッラーヒヤーン外相が、IAEA国際原子力機関事務次長の最近のテヘラン訪問で良質な協議がなされたことに触れ、近くグロッシIAEA事務局長がテヘランを訪問することに同意したことを明らかにしました。

国際通信イランプレスによりますと、アミールアブドッラーヒヤーン外相はスイス・ジュネーブ訪問での初会談としてフィンランドのハーヴィストド外相と会談した際、近くグロッシ事務局長がテヘランを訪問することに同意したことに触れ、「IAEAに対する政治的圧力行使が差し控えられた場合に、技術的問題において良好な進展が生まれるよう希望する」と述べています。

また、各種制裁の解除に関する交渉についても、「わが国は2022年9月より、核合意復活および全ての関係国のこの合意への復帰に向けた準備が整っている。だが、最近のイラン国内における一連の騒乱に関するアメリカの矛盾したアプローチや、それに伴い生じた彼らの誤算により、合意に休止期間が生じた」としました。

さらに、最近の外交面での動きや、交換された一連のメッセージにも言及し、「2015年に調印された合意内容に合致する合意に、全ての関係国が復帰するよう希望する」と述べています。

加えて、イラン国内での最近の騒乱に関する一部のヨーロッパ諸国の誤算や、非建設的なアプローチを批判し、イラン国内での最近の騒乱に関与した一部のヨーロッパ諸国の人物に対する、イランの善意ある行動をフィンランド側に伝えました。

そして、「法律の枠組み内でイラン国内にいる、あるいは旅行するヨーロッパ国籍者にとって、一切問題・困難は存在しない」としています。

 


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