「イラク・シリアのテロ組織の活動開始の目的はイランへの攻撃」
(last modified Sun, 26 Jun 2016 07:41:25 GMT )
6月 26, 2016 16:41 Asia/Tokyo
  • 「イラク・シリアのテロ組織の活動開始の目的はイランへの攻撃」

イランイスラム革命最高指導者のハーメネイー師が、「イラクとシリアのテログループの活動開始の主な目的はイランを攻撃することだった」と強調しました。

1981年6月のイスラム共和党事務所爆弾テロの殉教者、及びイラクとシリアでのテロとの戦いの殉教者の遺族は、25日土曜夕方、テヘランで、ハーメネイー師と会談しました。

ハーメネイー師はこの会談で、殉教者の戦いと遺族の忍耐を賞賛し、彼らを体制の力の基盤だとし、「イランが発展するための唯一の道は、革命の精神と神の道において戦う精神を復活させることだ」と強調しました。

また、ISISといったテロ組織の計画は、イスラム体制に対抗するための暴力的な方法の例だとし、「これらのテロ組織の形成や彼らのイラクやシリアでの活動開始の主な目的はイランを攻撃することだったが、イスラム共和制の力により、彼らはイラクやシリアで停滞することになった」と語りました。

さらに、イラクやシリアでのテロ対策とこの道における殉教者について触れ、「この問題は、歴史的に驚くべき出来事のひとつであり、イランやその他の国の若者たちは、信仰心や強い動機を持って、若い配偶者や幼い子供、穏やかな生活を捨てて、見知らぬ国で、神の道において戦い、殉教している」と述べました。

ハーメネイー師はさらに、バーレーンの著名なシーア派聖職者、イーサー・ガーセム師への政府関係者の襲撃を彼らの愚かさの表れだとし、「イーサー・ガーセム師は、バーレーンの人々と話すことができていたとき彼らに武力を禁じていたが、バーレーンの政府関係者は、こうした戦う聖職者への攻撃が、若者たちの抑制を取っ払うことを意味することに気づいていない」と語りました。

また、1981年6月27日のイスラム共和党事務所爆破事件から35年が経過したことに触れ、「この事件の犯人は、イランから逃亡し、何年も反テロと人権擁護をうたう西側諸国の庇護の下にある」としました。

さらに、この問題は欧米諸国にとって大きな不名誉だとし、「これらのテログループは、人民、さらにイスラムを守ると主張して、イラン国民の闘争に入ったが、テロという悲劇を繰り返し、最終的にサッダーム・フセインといった人物を支援し、現在もアメリカの支援の傘の下にある」と述べました。

1981年6月27日、テヘランにあったイスラム共和党事務所で、大きな爆発があり、当時のべへシュティ最高裁判所長官と72人の政治・宗教の要人が殉教しました。これにより、6月21日から27日は、イランで、司法権週間とされています。

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