イラン最高指導者「イスラエルはイランについて誤算」
(last modified Mon, 28 Oct 2024 10:32:38 GMT )
10月 28, 2024 19:32 Asia/Tokyo
  • イランのハーメネイー最高指導者
    イランのハーメネイー最高指導者

イランのハーメネイー最高指導者は演説で、「イスラエル指導部はイランについて誤算している。彼らはイラン国民の力や能力、率先力、意志を知らないからだ」と語りました。

【ParsTodayイラン】ハーメネイー師は27日、治安機関の殉教者遺族らとの面会で演説し、ガザやレバノンで凶悪な戦争犯罪を続けるイスラエルに対抗するため世界的な連合を結成すべきだと訴えました。

ハーメネイー師は演説で、26日未明のイスラエルによるイラン攻撃について「イスラエルは意図をもって攻撃の成果を誇張している。だからといって、『大したことはなかった』と言って過小評価するのも間違いだ」と語りました。

その上で、「イスラエル指導部はイランについて誤算している。それは、彼らがイランの国民や若者たちを知らないからだ。彼らはイラン国民の力や能力、率先力、意志をまだ理解していないからだ」と語り、「(イランの責任者らは)国と国民にとってふさわしい措置をとり、イスラエルにイラン国民の実力を理解させるべきだ」としました。

ハーメネイー師は、ガザやレバノンでのイスラエルの犯罪を止めることができていない各国政府や国連をはじめとする国際機関の対応を「著しい怠慢」と厳しく批判し、「戦争にもルールや限度がある。戦っているからといってそのような限度を一切無視していいということにはならない。しかしイスラエルはそれらをすべて踏みにじっている」と述べました。

また、イスラム諸国を中心とする各国政府によるイスラエルへの対抗措置や反イスラエル連合の結成の必要性を説き、「対抗とは経済支援の打ち切りではない。イスラエルに対する少しの支援も大罪であることは明白だからだ。イスラエルへの対抗とは政治、経済、そして必要ならば軍事連合を結成し、この凶悪な戦争犯罪政権に措置を講じることだ」と語りました。

ハーメネイー師は出席した殉教者遺族に向けて、治安要員の殉教者は最も高位の殉教者の一員だとし、「治安は社会と市民生活のすべてにおいて基礎となる重要なものだ」と述べました。そして、「強いイランだけが国や国民の安全を保証できる。したがって、イランは経済、学術、政治、防衛、管理のすべてにおいて強くあり続けなければならない」と強調しました。

 

 


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