イラン、人権への米の無配慮を批判
May 06, 2023 16:37 Asia/Tokyo
米ニューヨークの地下鉄の車内で黒人男性が殺された事件を受け、ガリーブアーバーディ・イラン司法府人権本部書記が人権に対するアメリカ政府の公然とした無配慮を批判しました。
ニューヨークの地下鉄の車内で今月1日、黒人男性のジョーダン・ニーリー(Jordan Neely)さん(30)が、米海兵隊員とされる白人男性(24)に首を押さえつけられ死亡しました。
米メディアに公開された動画には、24歳の米海兵隊員とされる男が、車内に倒れもがいているニーリーさんの首の辺りを押さえ、ほか2人が彼の足を捕まえている様子が映っています。
アメリカの報道各社は、「ニーリー氏は2007年に母親が亡くなった後、重度の精神的うつ病に苦しみ、病気の悪化に伴いほとんどの時間を地下鉄で過ごし、乗客に金銭や食べ物を求めていた」と報じています。
ガリーブアーアバーディ書記はメッセージにおいて、「アメリカで人種差別的な殺人が続いており、同国政府が公然と人権を無視していることに恐怖を感じている」と表明しました。
また、「アメリカで重要でないのは、アフリカ系住民の命だけのようだ」と述べています。
そして、「変わるべき時が到来している」としました。
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