OPEC事務局長、「イラン産原油の世界市場完全復帰を歓迎」
May 30, 2023 20:42 Asia/Tokyo
OPEC石油輸出国機構のガイス事務局長は、対イラン制裁が解除されれ後の同国産原油の市場完全復帰を歓迎するとしました。
タスニーム通信によりますと、ガイス事務局長は、「イランはOPEC加盟国の一角であるものの、同国の石油輸出は米国の制裁により制限されている」と語りました。
その上で、イランには短期間に大量の石油を生産し、世界市場に供給する能力がある、としました。
ゲイス氏はさらに、OPEC加盟国の自主削減や、それによる市場への影響について、「われわれの全ての行動・決定は、国際石油市場の需要と供給をうまく均衡させる意図がある」と述べました。
サウジアラビアなどのOPEC加盟国とロシアなどのOPEC非加盟産油国で構成されるOPECプラスは、今年4月に新たに日量120万バレルを削減すると発表しており、OPECプラスの削減量合計は現在、日量366万バレルとなっています。