イラン麻薬対策本部事務局長、「アフガンでの阿片栽培は昨年比で増加」
6月 26, 2023 19:20 Asia/Tokyo
イラン麻薬対策本部のモウメニー事務局長が、「アフガニスタンでのアヘン栽培は昨年比で32%増加し、同国は世界一のアヘン生産国となっている」としました。
ファールス通信によりますと、モウメニー氏は6月26日に当たる「国際麻薬乱用撲滅デー」に因んだ会議の中で、「様々な報告からは、メタアンフェタミンなどの薬物の乱用が増加していることが判明している。このことは非常に憂慮すべきものだ」」としました。
また、「アフガンからの多数の不法移民の流入や同国でのテロ行為などにより、イランは甚大な出費を強いられている。イランは今日、覚せい剤を含む各種の麻薬800トンを摘発しており、世界最多の麻薬摘発を記録している」と語りました。
イランは世界で麻薬取り締まりの最前線にあり、この戦いでこれまでに、1万2000人の殉教者や負傷者をだしています。
国連は、イランの麻薬対策の旗手だとしています。