7月4日はダマーヴァンド山の日
(last modified Tue, 04 Jul 2023 07:12:38 GMT )
7月 04, 2023 16:12 Asia/Tokyo

西暦の7月4日はイラン暦ティール月13日に当たり、親愛なるダマーヴァンド山の日に制定されています。ダマーヴァンド山はイランの自然で最も有名なシンボルの1つであり、この地の文化、伝説、神話と絶妙に絡み合っており、その影響はイランの文学と芸術にも及んでいます。

ダマーヴァンド山

 

国際通信イランプレスによりますと、ダマーヴァンド山は慈愛というすそ野を広げている国の母に例えられます。国民の日としてのダマーヴァンド山記念日は、イランとイラン国民の誇りを想起させるものです。ダマーヴァンド山は、その頂上の高さがイラン国民の誇りと揺ぎなさを想起させるとともに、ある意味でイランの古代の歴史と文明を示すものであり、この山の名前はイランの物語にも頻繁に出てきます。

 

ダマーヴァンド山

 

イラン人にとってダマーヴァンドは単なる山ではなく、神話、文化、文学の融合であり、今や神話と化し、イランの詩歌や絵画、芸術の中で特別な位置を占めています。つまり、彼らにとってダマーヴァンドは国の最高峰であるだけでなく、この山の栄光と威厳はイラン人の国家遺産なのです。この山はイラン神話の中で特別に位置づけられ、安定と不動の象徴でもあります。ダマーヴァンドは非常に重要であることから、自然愛好家や環境保護活動家の尽力により、2008年7月3日はダマーヴァンド山の日に制定されました。

 

ダマーヴァンド山

 

どっしりと聳え立つダマーヴァンド山は、イランとイラン人の揺ぎなさを思い起こさせるものです。この山は歴史を通じて威風堂々と聳え立ち、おそらくそれはイラン人にとって、波乱万丈や困難、苦しみの背後に誇り高いイラン国民が存在し生き続け、また今後も存続するであろうことを意味していると思われます。

 

ダマーヴァンド山

 

ダマーヴァンド山はイラン北部に位置し、その存在が重要であることの理由の1つは、標高5610mという、イランや西アジアの最高峰、さらにはアジアで最も標高の高い火山であり、環境・文化面での重要性を持っていることにあります。

 

ダマーヴァンド山

 

この山はカスピ海南部、テヘラン市の北東69 km、テヘラン州ダマーヴァンド市の北西 6 kmに位置します。なお、ダマーヴァンド山の火口は直径約400 メートルで、凍った湖で覆われています。

 

ダマーヴァンド山

 

ダマーヴァンド山頂の北側と南側には古い火口とカルデラの痕跡が見られ、北側のカルデラの直径は 9 km です。ダマーバンド山地では、気温は夏には氷点下1 ~2度、冬には氷点下60度にも達します。

なお、ダマーヴァンドはテヘラン市、テヘラン州ヴァラーミーン市、そして北部マーザンダラーン州ジューイバール郡などのカスピ海南部のいくつかの都市から臨むことができます。

 

 


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