イラン大統領、「SCOは協力拡大において優位な立場にある」
(last modified Tue, 04 Jul 2023 12:45:53 GMT )
7月 04, 2023 21:45 Asia/Tokyo
  • ライースィー・イラン大統領
    ライースィー・イラン大統領

ライースィー・イラン大統領が「政治、安全保障、経済協力の発展を促進する上で上海協力機構(SCO)の立場は優位である」との見解を示しました。

インドの主催で4日火曜オンライン開催されたSCO第23回会合で、イランのこの組織への正式加盟が発表され、またこの機構の指導者らによってイランの正式な加盟文書が署名されました。

イラン大統領府の情報サイトによりますと、今回の会合でライースィー・イラン大統領は、政治、安全保障、経済協力の発展促進におけるSCOの立場を優位なものだとし、「この重要で影響力のある組織におけるイランの存在により、集団安全保障、持続可能な発展、交流と協力の拡大、各国の主権へのさらなる尊重、環境の脅威に対処するための相乗効果の土台が整えられるよう希望する」と述べました。

インドの主催で4日火曜オンライン開催されたSCO第23回会合

 

また、「地域諸国が共通の文化的・文明的理想に頼ることで協力の基盤を設けるときに初めて永続的な平和と安定が可能になる」とし、「イランは、20年に渡るテロや過激主義との闘いで成果を上げ、かつ地域の安全を確保し、覇権主義と戦うという約束履行を証明した」と語りました。

さらに、世界貿易からのドル排除の必要性を強調し、「西側の覇権主義国は経済制裁に訴えることで、世界の経済安全保障と繁栄、そして公正な貿易の原則を危険にさらしている」と述べています。

また、さまざまな分野におけるイランの国内可能性や能力に基づく進歩に言及し、全体的な経済発展や関係の強化に、地域におけるトランジット輸送や交通ルートの拡大が求められているとし、イランとしてこの分野への積極的な参加の用意があると発表しました。

そして、「シオニスト政権イスラエルは国家主権の侵害の客観的な象徴である。イランはすべての独立国の主権を尊重する一方で、各国の内政干渉を非難し、国家主権の強化が情勢不安とテロリズムに対処する主要な解決策であると考えている」と結びました。

 


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