イラン国会議長、「制裁が解除されなければ、イランは核合意を破棄する」
7月 01, 2016 18:05 Asia/Tokyo
イランのラーリージャーニー国会議長が、もし西側がイラン核問題を別の形で提起し、制裁を解除しないのであれば、核合意は破棄されるだろうとしました。
ファールス通信によりますと、ラーリージャーニー議長は、30日木曜夕方、イランと西側の核合意と、それがイランと地域の新たな状況に及ぼす影響に触れ、「西側は、対イラン制裁の解除に問題を作りだそうとしており、イランへの経済的な圧力を維持し、新たな制裁を示唆するのが彼らのやり方だ」と語りました。
また、レバノンのシーア派組織ヒズボッラーへのイランの支援に触れ、「ヒズボッラーへの圧力は通常のものではない。彼らは、ヒズボッラーがテロに対抗する組織であることを知っているが、イランに圧力をかけるため、ヒズボッラーをテロ組織のリストに加えている」と語りました。
さらに、西側の別の目的は、イランの地域における影響力を弱めることにあるとし、「シリア、イラク、レバノン、アフガニスタンでの危機は、イランに問題を生じさせるためのものだ」と述べました。
ラーリージャーニー議長は、イランは常に明白な政策を有しているとし、「イランは、地域や世界の重要な問題において、表面的で稚拙な争いに巻き込まれることはない」と語りました。
ラーリージャーニー議長は、イランによるパレスチナ人の擁護は、宗教的、人道的な義務であるとし、イラン政府は、義務に基づき、地域の闘争グループへの支援を続けていくとしました。
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