7月 09, 2023 18:04 Asia/Tokyo

8日にイラン南東部で起きたテロ攻撃について、反イラン・テロ組織が犯行声明を出しました。また、司法府人権本部のガリーブアーバーディー書記はこの件をめぐり、人権を主張する者たちが沈黙していることに抗議しました。

イラン南東部スィースターン・バルーチェスターン州の州都ザーヘダーンで8日土曜午前、4人組のテロリストが警察署への侵入を試みましたが、治安部隊に鎮圧されて全員死亡し、その無謀なテロ行為失敗に終わりました。

この事件では、鎮圧時の銃撃戦の際に警官2人が殉教しています

テロ組織ジャイシュ・アル・ゾルム(「不公正の軍」の意。自称は「公正の軍」を意味する「ジャイシュ・アル・アドル」)は、この事件について犯行声明を出しました。

国際通信イランプレスは、事件後の街の映像を公開しましたが、襲撃を受けたザーヘダーン警察署に続く通りやその他の市内大通りはすでに平穏を取り戻し、車の往来や人々の生活も普段通りになっています。

 

イラン司法府人権本部のガリーブアーバーディー書記

 

一方、イラン司法府人権本部のガリーブアーバーディー書記は、ザーヘダーンでイラン人警官2名が殉教したことを受けて、「テロリスト、殺人者、犯罪者への支援をやめる時が来ている」というコメントを発表しました。

コメントはまた、「テロリストらはザーヘダーンで、2人のイラン人警官を殉教させた。いわゆる”人権擁護者”と呼ばれる者たちは、一体どこにいるのだろうか。彼らの沈黙で、耳が聞こえなくなりそうだ。彼らの偽善を暴き、殉教した英雄たちの正しさを明らかにする時が来ている」と続きました。

また、パキスタン外務省も声明を発表し、ザーヘダーンで起きたテロ攻撃を非難し、テロとの戦いにおいてイラン国民および政府に寄り添っていくとしました。

 


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